まんまと時効成立

2020年07月17日 | 生活

「澄如鏡」

高校の時、剣道部の部室にあった色紙です。
師範の福島悟先生の書です。

まんまと時効成立


意味や由来は知りませんでしたが、
なんだかとても気に入っていました。

高校卒業にあたり、勝手に卒業記念ということで持ち帰りました。
大河内家の居間にあります。
(もう時効成立だと思はれます)

まんまと時効成立


高校の剣道部が60周年を迎えるにあたり、
何か思い出の写真がないか先輩に言われて、思い出してしまいました。


もとは白楽天(白居易)の詩です。
白楽天といっても中華料理屋ではありません。
唐代中期の詩人です。科挙にも合格するような方だったそうです。

寒流帯月澄如鏡
(かんりゅうつきをおびてすめることかがみのごとし)

寒い夜、まるで鏡のように澄んだ川面に月が映っている。
こんな情景でしょうか。

宮本武蔵も好んだようです。

「敵の動静変化の気を、おのれの心の鏡に映すことが肝心である」
(ウィキペディアより)

宮本武蔵的解釈では上記のようになるようですが、
大河内慶吉解釈は下記です。

「会社経営をないがしろにしていいかげんな生活してると、
誰も気づかないだろうと思っていても、
そんなことは鏡に映し出されるように、
社員やお客様やお取引先様にはわかってしまうぞ」
(経験者は語る)

そういうことです。
誰も気づかないだろうなんて思っても、
ばればれなのですよね。

そんなありがたい書を、黙って持ち出してしまった私って、、、
(先輩わかっております!あとでかかり稽古ですね)






















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